私は、基本的に衣類には無頓着な人間です。
先日、洗濯しようとした時、洗濯物のタグを見てふと思いました。綿、ポリエステル、ナイロン等々。この繊維って何からできているの?お恥ずかし限りですが、これまでの人生あまりそういったことを意識せずに、衣類を買ったり洗濯をしてきてしまいました。これはいけない、なんとなくの知識で行動することをちょっとでも減らさなければと思い、遅まきながらほんの少し勉強してみました。
まず衣類の元となる繊維は天然繊維と化学繊維にわかれます。
天然繊維は植物、動物を原料とし、化学繊維は化学的に合成、加工したもの。
それぞれ簡単にみていきましょう。
天然繊維
植物由来
- 綿 (コットン) 綿花(原料) 主成分セルロース
- 麻 (リネン) 亜麻科の植物の茎や葉(原料)主成分セルロース
動物由来
- 絹(シルク) 蚕が吐き出す糸(原料) 主成分タンパク質
- 羊毛(ウール) ヒツジ
- 山羊(カシミヤ) ヤギ
ヒツジとヤギの違いは毛がもこもこしているのがヒツジぽっいが、全部でもないらしい。あごひげがある方がヤギらしいが。絹って蚕からできているのか・・・・
いや知ってはいたと思うが、意識していなかった。蚕さんごめんなさい。
主な使用用途は
綿(コットン)・・・下着、肌着、タオル、ジーパン、寝具 など
絹(シルク) ・・・ネクタイ、着物、スカーフ、ブラウスなど
麻(リネン) ・・・ハンカチ、夏物服など
ウール ・・・防寒着、毛布など
植物繊維は洗濯などの摩擦や熱につよい。そういえば洗濯物は綿が多いような気がする。動物性繊維は動物が身を守る性質から、保温性や保湿性に優れている。セーターなんかの防寒着はそうだなあ。
化学繊維についても少しだけ。
化学繊維 衣服に使用されるのは、合成繊維、再生繊維などがある。
合成繊維
普段着ている衣服に多く使われている。主原料は石油。しわになりにくい。
ポリエステル・・・世界で最も多く生産されている。PET繊維(ペットボトルと同じ原料)からできている。綿(コットン)のような手触り。使い勝手がよい。スーツやワイシャツ、ブラウスなど、幅広く使用される。
ナイロン・・・成分上は絹(シルク)に近い。弾力があり、カビや薬品に強い。化学繊維の中で長い歴史をもつ。スポーツウェア、ストッキングなどに使用さされる。
ポリウレタン・・・ゴムのような伸縮性がある。この繊維から合成皮革や合成毛皮が作られる。丈夫だが、摩擦によわい。
アクリル・・・軽さ、弾力があり、カビや害虫に強い。冬物の衣類によく使われる。毛玉ができやすい。静電気が発生しやすい。
再生繊維は木材、綿花の天然素材やペットボトルなどを再生して作った繊維のことで、環境にやさしい繊維といえる。
レーヨン・・・木材の繊維を使った素材。婦人服やカーテンなどに使われる。
現在、スポーツ用衣類など、様々な高機能化学繊維が使われているので、少し気に留めておくとおもしろいかもしれない。
以上非常に大雑把でありますが、ありがとうございました。