向上りとる的に

日常のなんとなくを少なくする ちょっとした向上心

なんとなくのカレンダー

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先日紙のカレンダーで今日の予定を確認したときに、「今日はこんな予定があったな。ん?赤口?赤口ってどういう日だ?何十年間も生きてきてそんなことも知らずになんとなくカレンダーをみてきたのか!」

情けなくて少し落ち込みました。皆さんは知っていますか?私だけ?

「今日は何日?」「今日は何曜日?」「今日の予定は?」を確認する人は多いと思いますが、何かイベントがあるときや何か新しいことを始めるときに、大安とか仏滅などの六曜も結構気にしたりしませんか?六曜とは先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順で循環する暦。大安、仏滅、友引ぐらい知っていると思いますが、大雑把なイメージにとどまっている人も多いのではないでしょうか?

そこで、ちょっとだけこの六曜について調べてみました。

 

六曜は

14世紀の鎌倉時代に中国から伝わってきた説があるが、はっきりしたことはわからない。(足利時代に伝わってきた説もある)もともと中国で時間を占うものとして、太陽が昇ってからの時間と落ちてからの時間にわけ、計6つの時間帯にそれぞれの六曜をあてはめて占っていたとされている。仏教とはもともとは関係ない。当時の人々は曜日のようなものの感覚で使用していたともいわれている。明治時代の太陰暦から太陽暦への暦改正により、現代のような日の吉凶を占うようになったみたいだ。

 

では、それぞれの六曜の意味をみてみましょう。

 

先勝・・・先回って行動することでいい運がめぐってくる。午前中は吉、午後は凶。大事な用事は午前中に 

 

友引・・・陰陽道のある日ある方向に事を行うと災いが友に及ぶとする友引日と混同されている。本来は勝ち負けの決着がつかない良くも悪くもない日という意味。朝晩は吉、昼は凶。現在はお葬式の日取りの判断に使われることがほとんどかな。

 

先負・・・センブ、センマケと読む。午前中は凶、午後は小吉。基本的に負けの日。特に何事も起こさず、無難に静かに過ごすことが良いとされている。争いごとなどもってのほか。

仏滅・・・六曜の中で最も凶とされているが、本来の意味は、物滅(全てがむなしい)と呼ばれ、物がいったん滅びて、新しいことが始まる。ものごとを始めるには縁起の良い日という考え方もある。釈迦の入滅とは関係ない。

大安・・・「大いに安し」として最も無難な日。万事進んで行うのによい日とされる。

赤口・・・シャッコウ、シャックと読む。仏滅の次に縁起が悪い日とされている。古来より魔物の時間帯とされている丑三つ(午前2時から4時)の六曜。大凶の一日。牛の刻(午前11時頃から午後1時ごろ)だけは吉。陰陽道で神様の部下の赤口舌という極悪鬼が支配する日。鬼が寝ている時間帯が牛の刻とされているのでその時間帯だけは吉という説がある。赤口の赤が血を連想させることから、お祝い事(結婚式、引っ越し)やお見舞い事には縁起が悪いとされている。また契約や約束事もよくないとされている。

 

先負、先勝は全く意識してなかった・・・

赤口についてはあまりよくない日というぐらいにしか思ってなかったが、かなり縁起の悪い日とされているんだなあ・・・

お恥ずかしいかぎり・・・

 

六曜のカレンダー上のずれ

カレンダーをよくみてみると、必ずしも先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の六曜が規則正しく循環しているとは限らない。どうしてだろう?

 

なぜなら、六曜は旧暦(太陰暦)をもとにして各月1日に割り振られる六曜が決まっているから。1月7月は先勝、2月8月は友引、3月9月は先負、4月10月は仏滅、5月11月は大安、6月12月は赤口。そのため、新暦(太陽暦)とずれが生じるため、六曜がとぎれとぎれになる場合がある。しかしそれがかえって神秘性となり、皆が吉凶を占うことを後押ししたことは否めないとされている。

 

でも最近は紙以外のカレンダーでは、あまり六曜表示されてないみたいだ。

少し寂しい気もする。 

 

簡単ですが、以上です。ありがとうございました。