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書評 Newton 別冊 楽しみながら身につく論理的思考

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Newton別冊 楽しみながら身につく論理的思考 2022年1月5日発行

 

普段の生活において、論理的に物事を考え、話せとはよく聞かれるフレーズである。

こうだからこうなのだと、感覚的には自分はおそらく論理的に理解して話しているのだろうと思っているが、よく考えてみれば、こうだからの前提自体が間違っていたり、こうだからこうなのだといこうだからとこうなのだの間に飛躍はないだろうか?そう考えてみると、自分がさほど論理的でないと思うことがしばしばある。いったいどういったことが論理的といえるのだろうか?

この本の構成を紹介すると

1.論理的に考える 2.科学的に考える 3.数学的に考える

4.情報的に考える 5.議論で使える論理

本書の良い点は、巷のロジカルシンキング本ではあまり取り扱わない論理学の基礎(例えば述語論理や命題についてなど)の記述があり、また論理を科学的、数学的、情報的に展開させていった場合、どういった事態がおこるのかを垣間見させてくれる点だ。

ただ、幅広くカバーしているという印象で、一つ一つのテーマを深堀はしていないため、興味がわいたテーマは別途自分で深堀してみるとおもしろいだろう。

個人的には、3の数学的に考えるの章の、論理的に集合論、確率、統計を考えて突き詰めていった場合、どういった事態がおこりえるかがとても興味深かった。

前回紹介した、Newton別冊の絵でわかるパラドックスの大百科も読んでみるとますます論理というものに興味がわくだろう。

また本書では、ベイズ統計学とか、ゲーム理論など興味があるテーマがたくさんでてきます。本書で興味を持ったテーマはYoutubeで検索すればたくさんの動画がでてきますので、そちらもご覧になれば本書の理解の助けになるでしょう。

日々、なんとなく考え、締まりのない思考をしている私みたいな人には軽い気持ちで読んでみること是非お薦めします。