向上りとる的に

日常のなんとなくを少なくする ちょっとした向上心

笑わない数学 カオス理論

ラプラスの悪魔という有名な言葉がある。ニュートン力学が確立してから、完全無欠な初期状態が得られれば未来予測はできるという考えが支配してきたが、実際には天気予報など長期的な予測はとても難しい。

「ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきは テキサスで竜巻を引き起こすか」というフレーズを聞いたことがある人も多いでしょう。このフレーズはカオス理論の初期鋭敏性の概念に基づいてなされているのだそう。 初期鋭敏性とは初期値のわずかな差が将来大きな差を生み出すという概念。カオスと言うと無秩序の状態が思い浮かび、将来の予測が難しいということで、カオス理論というと確率的な理論だろうという想像しかできなかったが、この理論は初期状態が完璧に把握できれば未来は予測できるというニュートン力学に基づく理論だということで、確率的で煩雑だったイメージが少し解消されただけでも良かった。また2重振り子の実験、サッカーのシュートの映像はビジュアル的に初期の状態でその後の振る舞いが決まるということが実感できとてもおもしろい。

 

カオス理論、なんかパラレルワールドの世界に通じるところがあるなあ~

 

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