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NHKヒューニマエンス”免疫”変異ウィルスを迎え撃て 感想

新型コロナもはや3年 免疫という言葉は本当によく聞くワードになった。

自然免疫、獲得免疫、スパイクたんぱく質などのワードもよくニュースなどで聞く。

けれどもMCの織田さんがいうように、なんとなくわかっている感じという人も多いのではないだろうか?私もその一人だ。もちろん素人の私に深い理解などできようもないが、今回の放送では素人にもわかりやすく免疫システムを解説してくれている。

特に2つの事柄の解説については非常にわかりやすかった。

①なぜ早めにワクチンを打つとよいのか?

②なぜワクチンが感染防御できなくても重症化を防げるのか?

放送での解説を自分なりに要約してみると(素人ですので正確さにはご容赦を)

①体にウィルスが入ってきて、ウィルスの情報を受けてからB細胞が抗体を作って攻撃するまで、1週間ぐらいかかるそう。そのタイムラグを埋めるため、あらかじめワクチンをうっておいた方がメリットがあるとのこと。

②B細胞が作る抗体がウィルスのスパイクたんぱく質にヒットしなくても、ウィルス全体に張り付いて、それが目印となり食細胞が食べやすくなり、重症化が防げることが多い。

そして今回の最大の驚きポイントは

新型コロナに感染していないことを確認したワクチン接種者200人の血液を分析などをを通して、ウィルスの変異を予想するようかのように抗体の遺伝子も突然変異し、様々な抗体を事前に作り用意していたということがわかってきたということだ。ただしきっちり準備していたというより、確率論的につくっているとの専門家の分析だが。

 

その他の驚きポイントは

単細胞動物も自然免疫機能をもっているが、獲得免疫をもっているのは、脊椎動物で無顎類より上の生物だけだそうだ。

ちなみに、B細胞は骨髄(Bone marrow)からつくられるのでB細胞と呼び、T細胞は胸腺(Thymus)からつくられるのでT細胞と呼ぶそうだ。

 

しかし思うのだが、免疫細胞すごいじゃんとまるで自分とは別の生き物のようにいうのはどうだろう。自分とは様々な細胞の集合でできているものなのだ。免疫細胞も自分の一部なのだ。様々な細胞が日々活動していると考えると、細胞意識というものがあるというのもあながち妄想ではあるまい。そう考えれば、暴飲暴食、自分の体を過信しての不摂生な行動などなど少しは抵抗をかんじるのでは・・・・

ではまた。