向上りとる的に

日常のなんとなくを少なくする ちょっとした向上心

映画 ウェイキングライフ(2001)リチャード・リンクレイター監督

20年以上前の実写をCG化したアニメーション映画 

タイトルのウェイキングライフが投げかけるように、私は本当に起きているのか?

いつまでも夢から覚められない青年というストーリー。

荘子の胡蝶の夢を思いだす。

日常でふとした瞬間つぶやく疑問

この人生は夢ではないのか?

私は、誰かの夢の登場人物にすぎないのではないか?

自分は自分自身で造ったものでない以上自由意志なんてものはないんじゃないか?

瞬間とはどういうことなのか?

誰でもふとした瞬間もつ哲学的な疑問

あなたも哲学者なのです。

ストーリーよりもこの映画で語られる言葉をかみしめたい。非常に刺激的で本質的。

エンタメ映画に飽き気味な人におすすめ。

現実?逃避したいとき、少し心が軽くなり、開き直りちょっと前向きになれそうな映画だと私は感じました。おすすめです。

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映画 大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院(2005)

Amazon prime でタイトルに魅かれて視聴した作品です。

一般映画ではなく記録映画 数々の海外での賞を受賞した作品だそうです。

フランスで戒律が厳しいことで有名なカトリック系男子修道院での日常を描くドキュメンタリー映画。

1984年にドイツのフィリップ・グルーニング監督が撮影許可を申し込んでから16年後にやっと許可をえて、自ら修道院生活を送りながら撮影した記録映画。

日本で言えば、NHKでやっていた曹洞宗の永平寺を思い出します。

特にストーリーといったものがなく、登場人物のセリフといったものもほとんどありません。淡々とした日常の記録です。しかし淡々と日常を撮影しているようで、黙々と戒律を守り、祈りをささげる姿には耽美的なものを感じます。そして数少ない登場人物のセリフには宗教の本質的なものを感じさせます。そのセリフについてはあくまでも映像で人物の表情と一緒にその重みを感じるのがよいでしょう。

 

信仰は理解するものではなく、行動するもの。神は理解するものではなく、感じるもの。言い方を変えれば、宗教理解と宗教実践は全然別物。宗教(信仰)を本などで得た教養的な知識でわかったつもりになるな、神は理解するものではなく、日々の信仰実践を通して感じろ、打算的な信仰は神に見抜かれるぞとこの映画はいっているように私には思えます。

キリスト教徒でもないし、ストーリーもない記録映画が退屈そう?

しかし退屈そうで、退屈しない映画です。

自分の身に置き換えてみるのです。

神への信仰を自分の大事なものと置き換えてもよいと思います。

一番自分の大事なものを得るためには、そのこと以外のことに関しては捨てなければならず、戒律を守ることは絶対で、カトリックでは結婚も禁止。

一生神への信仰(自分の大事なものの為)に生きる。

どうでしょう。そんなことを考えながらみるのです。

この戒律に意味はあるのか?自分のやっていることは間違っていないのか?

煩悩との戦いも想像してみましょう。

退屈しないはずです。

アマゾンプライムで現在みれます。

 

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映画をテーマ別にみる

皆さんは映画をなぜみますか?何のためにみますか?娯楽、感動を求めて?

私の場合、娯楽としてももちろんですが、少し自分の知らない世界観を覗いてみたい、知らない知識を得てみたいという贅沢な欲求があります。

ただ私にありがちな、なんとなくおもしろそうだからだらだらみることを回避するにはどうすれがよいのか、少し考えてみました。

宣伝された、若しくは評判の良いおもしろそうな映画を漠然とチョイスするのではなく、今自分の興味のあるテーマを映画で理解を深めるというスタンスでやっていくのはどうでしょう?テーマ別に集中してみれば、読書などで得た知識が、映画をみたことによって、相乗効果で深まっていくかも。

例えば私の場合、今一番興味のあるは時間についてです。本なども以前このブログで紹介したこともありますが、時間に関する映画を集中的にみるのはどうでしょう?

昔はレンタルDVD店などで、テーマ別に陳列されていましたが、本数をみるとなると、かなりの出費となります。

けれど、現在はサブスクという強力な武器があります。

テーマ別に検索をかければ一覧で表示され、見放題のサービスを利用すれば、過去の名作を含めたかなりの本数をみれます。

ただ、テーマ別といってもネットの方が細かく検索できるので、まずテーマ別にネットで検索をかけてから、サブスクサービスで検索するのが効率的かも。

例えばタイムトラベル、タイムパラドックスものをみたい場合には、まずネットで情報をえてから、サブスクで探す方がよさげです。サブスクだとSFというくくりなので。

そんなのとっくにやっているよといわれそうですが。

今後私が良いと思った映画などもテーマ別に紹介していきたいです。

しかし、500円から2000円ぐらいで映画が見放題。すごい時代になったものです。

でも雰囲気にひたって鑑賞するには やはり映画館が一番。映画料金は高いですが、あれは雰囲気代込みと思っています。

 

関係ないですけど、雰囲気という感じをタイプしてもなかなか出てきませんでした。

ひらがなで(ふいんき)とタイプしていましたが、正しくは(ふんいき)なのですね。

ブログをやっていなければ一生しらなかったかもしれません。おそろしや。

 

おすすめの動画サービスですが、月額500円(税込み)でコスト的な面からも、たくさんの映画を見る人にとって、Amazonプライムビデオは入っておいて損はないでしょう。Amazonプライム会員になることになるので、商品配送の際の特典や、Amazon musicも利用できるなど動画以外にもサービスが充実しています。

 

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