最近短編小説がマイブームである。ショートショートで有名な星新一や青空文庫にある短編などを結構な数読んでいる。読んでいるというか、読めてしまうのである。小説の醍醐味は長編小説にありと思っていたが、そうでもなさそうだ。短編小説のメリットは長編小説の醍醐味を上回ると感じるようになってきた。ちなみに目安としては短編小説は400字詰め原稿用紙10枚から80枚ぐらい。ショートショートは10枚より短いもの。短編小説にはどういったメリットがあると感じたのか以下に箇条書きで示してみる
- 一気に読み切れる 余程ひどい作品でない限り。
- くどい描写がない。登場人物が少ない。途中で人物相関を忘れない。
- テーマ別のアンソロジーがある。
- 短編集は独立した物語なので、どこからでも読める。
- 隙間時間、移動中に読むのにちょうどよい長さ。
- 映画化されている短編小説の場合、映画と小説両方を楽しめる時間がある。
- 短い物語なので、想像妄想を楽しめる.
読みきれないという時間上の最大のリスクを回避でき、たとえ内容がつまらないとしても、読み切れればなにかしら得るものはあるはずであり、リターンゼロということはないでしょう。少なくともそれなりの作家が書いているのだから。体力気力視力が衰え始める中高年にはおすすめなのである。長編小説の内容をとやかくいっているのではない。長編はハイリスクハイリターンなのである。ドストエフスキー級の長編小説を読み通す体力気力視力は・・・・ 自信なし。
おもしろい短編小説があれば今後紹介するかもです。
ではまた。