向上りとる的に

日常のなんとなくを少なくする ちょっとした向上心

なんとなくの心理学

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ニュース、バラエティ、情報番組等、ドラマでよく使われる心理学について、皆さんはどのようなイメージをもっていますか?人間関係、恋愛、犯罪など日常の様々な場面で応用できそうですが、学問として考えると、なんとなく漠然としていてとらえどころがありません。心理学というと、学問というよりかはテクニック的なHOWTO物のイメージがあります。しかし心理学とは学問です。心理学の基礎的な部分とはどういうものなのでしょうか?簡単に調べてみました。

まず心理学は基礎心理学応用心理学があります。

基礎心理学は科学的方法により、人の心や行動についての一般法則を見出すもの。

基礎心理学を基に、実際の生活場面、臨床場面に応用して、問題解決をはかるものが、応用心理学

基礎心理学には次のようなものがある。

生理心理学・・・心理と身体の関係性 

神経心理学・・・脳と言語、認知の関係

知覚心理学・・・外界の刺激に対する人間の知覚の仕組み

認知心理学・・・思考、知覚、記憶などのしくみ

行動心理学・・・人間、動物の行動の原理

発達心理学・・・年齢ごとの心の発達の段階を研究

学習心理学・・・経験を通じての行動様式の変化 パブロフの犬

社会心理学・・・社会が個人に与える影響

性格心理学・・・その人を特徴づける一貫した持続的行動パターンの研究

などがあります。

ようは目に見えない人間の謎を実証的に解明するといえるのかな

上の基礎心理学の種類をみてみると、非常に学際的な分野でもある感じ。哲学、生理学、脳科学、生物学、社会学、言語学など。いやむしろ単独では成り立たない学問のイメージ。逆に言えば心理学を勉強すると多方面に知的アンテナがひろがる。

 

応用心理学は臨床心理学、犯罪心理学、産業心理学、スポーツ心理学など多々あります。どちらかといえばテレビ、ドラマ、日常の場面で見聞きするのはこちらが多い感じでしょう。あくまでも基礎心理学が基盤にあります。

しかし、心理学と言ってイメージするのは、例えばタイトルを作ってみると「相手の心理を読むトーク術」「もてる男になるための相手の心理を読む裏技」など本屋の心理学コーナーにある的なものが多いのではないでしょうか?心理学者にいわせると、そういったものは通俗心理学(ポピュラー心理学)と呼ばれ、心理学とは言えないそうです。客観的なデータに基づくものでなく、主観的な要素が強いものが多いからだそうです。心理学はテクニックを目的とするものではないとのことでしょう。

最後に日本心理学会の動画を紹介しておきます。

 

 

先日刑事ドラマの記事を書きましたが、日本心理学会のホームページの心理学ミュージアムの犯罪心理に関する記事を読むと、刑事ドラマがさらにおもしろくなるかもしれません。

psychmuseum.jp

それではまた